少年サッカーチームの指導者だったころ
私の長男が入っていた、地元の少年サッカーチームがあります
練習日は、土日です
次男坊が幼稚園年長組の頃、長男の練習中にグラウンドの片隅でボールを蹴っていました
毎週のように次男坊をを連れて行っていたのですが、その時サッカーチームのコーチからスカウティング
「1,2年生を担当するコーチが決まっていないので、もしよかったら引き受けてくれない?」
「でも、素人ですよ」
「大丈夫1,2年生だから、ボールを蹴って楽しんでいればいいんですよ」
と騙されて、引き受けることになりました
その頃は土日のどちらかはゴルフに行っていた時代、85前後でラウンドしていて
「もう一生、90以上は叩かない!」と本気で思っていました
でも、段々とサッカーの比重が高まると、あっという間に90台に後戻り
こちらは、まだサッカー初心者だったころ (左の丸い植木が背景になっているのが、私です)少年サッカーチームのコーチでが、サッカー経験者は半分ほど
月に1回、コーチ会議があります
内容は、翌月の試合スケジュール、招待試合の調整などスケジュール関係
子供たちへの指導法についてはコーチ会議ではなく、毎週土曜日の夜居酒屋に集まって
熱い議論を交わしていました
この少年サッカーチームは小学生が対象なので、6年生になった時の「清水カップ」という
全国から200チーム以上参加する大会が最終目標でした
チームのコーチの半分はサッカー経験者でしたが、そう言う方に限って高校時代の体育会系を引きずっています
弊害としては
① 選手個人の成長よりも、チームの勝利を優先する
② なので、試合に出られる選手が固定されがち
③ ポジションも固定されがち
そして何より、「清水カップ」は8月の大会なので、40分間走り切れる体力をつけないと
いくら技術があっても、走れないチームは勝てない ・・・・ となってしまいました
逆に私のようにサッカー未経験者は、フラットに物を見ます
(私は、中高でバドミントンと言う個人競技をしていたせいもあります)
そして子供の指導法で、酒を飲みながら先輩コーチに真正面からぶつかっていました
私の考える少年サッカーチームの指導の重点は
① 足元の技術を高める
② 視野を広く持つ
③ ポジションは固定しない
走力は中高に行ってから身に付ければ十分 ・・・・ そう言った考え方でした
なので、練習試合だと
① FWとDFを総入れ替えしてみたり
② キーパーにFWをさせてみたり
③ パスよりもフェイントで相手を交わすことを優先させたり
④ 試合中に、3種類以上のフェイントを義務付けたり
だから試合後は、
「きょうはフェイントで、何人交わせた?」
「フェイントは、何種類使えた?」
FWの選手には、「ディフェンダーの気持ちの、何が分かった?」
DFの選手には、「シュートを打つ時、相手のDFにどうされたら嫌だった?」
・・・そんな質問を投げかけました
こちらは、私がチームの総監督になったころです (黄色いビブス着用)チームとしての戦績は、当然ながら以前よりも低下してしまいました
でも選手の父兄からの不満は以前よりも減ったという手ごたえはあります
その後、チーム内だけではなく、区の審判部のメンバーになりました
審判部に入って3年目の事ですが、審判部長が退任することになりました
そして次期審判部長に、元審判部長からいきなり私が指名されました (先輩審判員を差し置いて)
根回しも何もなしにですよ
「何で事前に、推薦の話をしてくれなかったんですか?」
「話したら、絶対に固辞したでしょ」 ・・・・ そりゃそうだ!
それからは大会の度に、各チームの代表者に試合の説明をしたり
各試合結果は審判報告書に書かれるので、その集計をしたり
各チームから審判の判定に対するクレームを受けたり
大会本部に席を用意されて、凄く居心地が悪かったり ・・・・ したものです
(中央の縦じま)
でも、蒔いた種って、「いつか花が咲くものだ」って分かったのは、その後でした
次男坊が中学1年生の頃、サッカー部の顧問が病気療養になりました
教頭先生から直々に、「サッカー部の指導をお願いできないか」と依頼されました
サッカー部の顧問は先生を付けるので、グラウンドでの指導のみで良いです ・・・・ とのことでした
その年の新人戦では、1回戦で0-4負けでした
ところがその2年後、ジュニアユース大会の初戦に、また新人戦で負けた相手との再試合
最初は、嫌な予感
ところが結果は、5-1の勝利でした
試合後、相手チームの顧問の先生も覚えていて
「強くなりましたね、新しい選手が加わったんですか?」
「いえ、メンバーは一人も変わっていないですよ」 ・・・・ 目を丸くして、驚いていました
選手の成長と、チームとしての成長を実感できて、 ・・・・ 嬉しかったですね~
ジュニアユース大会には、J1、J2のジュニアユースチームも参加しています
クラブチームの参加が多い中で、公立中学の単独チームが上位に残ることは大変なんですが
Best 16チームまで勝ち進む事が出来ました
次男坊の中学のサッカー部は、毎年ほぼ1回戦負けだったそうで、
校長先生からも、直々にお礼を言われ
次男坊の卒業式では、貴賓席に通されました ・・・・ あ~、やだやだ
その後、転勤があり私のサッカー人生も終わりを告げました
練習日は、土日です
次男坊が幼稚園年長組の頃、長男の練習中にグラウンドの片隅でボールを蹴っていました
毎週のように次男坊をを連れて行っていたのですが、その時サッカーチームのコーチからスカウティング
「1,2年生を担当するコーチが決まっていないので、もしよかったら引き受けてくれない?」
「でも、素人ですよ」
「大丈夫1,2年生だから、ボールを蹴って楽しんでいればいいんですよ」
と騙されて、引き受けることになりました
その頃は土日のどちらかはゴルフに行っていた時代、85前後でラウンドしていて
「もう一生、90以上は叩かない!」と本気で思っていました
でも、段々とサッカーの比重が高まると、あっという間に90台に後戻り
こちらは、まだサッカー初心者だったころ (左の丸い植木が背景になっているのが、私です)少年サッカーチームのコーチでが、サッカー経験者は半分ほど
月に1回、コーチ会議があります
内容は、翌月の試合スケジュール、招待試合の調整などスケジュール関係
子供たちへの指導法についてはコーチ会議ではなく、毎週土曜日の夜居酒屋に集まって
熱い議論を交わしていました
この少年サッカーチームは小学生が対象なので、6年生になった時の「清水カップ」という
全国から200チーム以上参加する大会が最終目標でした
チームのコーチの半分はサッカー経験者でしたが、そう言う方に限って高校時代の体育会系を引きずっています
弊害としては
① 選手個人の成長よりも、チームの勝利を優先する
② なので、試合に出られる選手が固定されがち
③ ポジションも固定されがち
そして何より、「清水カップ」は8月の大会なので、40分間走り切れる体力をつけないと
いくら技術があっても、走れないチームは勝てない ・・・・ となってしまいました
逆に私のようにサッカー未経験者は、フラットに物を見ます
(私は、中高でバドミントンと言う個人競技をしていたせいもあります)
そして子供の指導法で、酒を飲みながら先輩コーチに真正面からぶつかっていました
私の考える少年サッカーチームの指導の重点は
① 足元の技術を高める
② 視野を広く持つ
③ ポジションは固定しない
走力は中高に行ってから身に付ければ十分 ・・・・ そう言った考え方でした
なので、練習試合だと
① FWとDFを総入れ替えしてみたり
② キーパーにFWをさせてみたり
③ パスよりもフェイントで相手を交わすことを優先させたり
④ 試合中に、3種類以上のフェイントを義務付けたり
だから試合後は、
「きょうはフェイントで、何人交わせた?」
「フェイントは、何種類使えた?」
FWの選手には、「ディフェンダーの気持ちの、何が分かった?」
DFの選手には、「シュートを打つ時、相手のDFにどうされたら嫌だった?」
・・・そんな質問を投げかけました
こちらは、私がチームの総監督になったころです (黄色いビブス着用)チームとしての戦績は、当然ながら以前よりも低下してしまいました
でも選手の父兄からの不満は以前よりも減ったという手ごたえはあります
その後、チーム内だけではなく、区の審判部のメンバーになりました
審判部に入って3年目の事ですが、審判部長が退任することになりました
そして次期審判部長に、元審判部長からいきなり私が指名されました (先輩審判員を差し置いて)
根回しも何もなしにですよ
「何で事前に、推薦の話をしてくれなかったんですか?」
「話したら、絶対に固辞したでしょ」 ・・・・ そりゃそうだ!
それからは大会の度に、各チームの代表者に試合の説明をしたり
各試合結果は審判報告書に書かれるので、その集計をしたり
各チームから審判の判定に対するクレームを受けたり
大会本部に席を用意されて、凄く居心地が悪かったり ・・・・ したものです
(中央の縦じま)
でも、蒔いた種って、「いつか花が咲くものだ」って分かったのは、その後でした
次男坊が中学1年生の頃、サッカー部の顧問が病気療養になりました
教頭先生から直々に、「サッカー部の指導をお願いできないか」と依頼されました
サッカー部の顧問は先生を付けるので、グラウンドでの指導のみで良いです ・・・・ とのことでした
その年の新人戦では、1回戦で0-4負けでした
ところがその2年後、ジュニアユース大会の初戦に、また新人戦で負けた相手との再試合
最初は、嫌な予感
ところが結果は、5-1の勝利でした
試合後、相手チームの顧問の先生も覚えていて
「強くなりましたね、新しい選手が加わったんですか?」
「いえ、メンバーは一人も変わっていないですよ」 ・・・・ 目を丸くして、驚いていました
選手の成長と、チームとしての成長を実感できて、 ・・・・ 嬉しかったですね~
ジュニアユース大会には、J1、J2のジュニアユースチームも参加しています
クラブチームの参加が多い中で、公立中学の単独チームが上位に残ることは大変なんですが
Best 16チームまで勝ち進む事が出来ました
次男坊の中学のサッカー部は、毎年ほぼ1回戦負けだったそうで、
校長先生からも、直々にお礼を言われ
次男坊の卒業式では、貴賓席に通されました ・・・・ あ~、やだやだ
その後、転勤があり私のサッカー人生も終わりを告げました
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コメント
No title
社会人になってからは夜遊び専門でした。
Tomyさんのように何かに打何かに打ち込むというのは無かったですね。
2020-12-26 14:39 もちや喜作 URL 編集
Re.
良し悪しですよ~
サッカー優先しすぎて、土日の仕事は出来る限り辞退していました
同僚らからは、「出世を諦めた」と噂になっていたそうです
当の本人は、両立している気になっていたんですが・・・・ 苦笑
2020-12-26 15:43 Tomy URL 編集
No title
私は40前後の数年間にミニバスのコーチをやったことがありますが、教え方は下手でした。一応私はバスケットの経験者なのですが、監督の方が未経験者なのですがずっと教え方が上手でした。
今思えばもっと教え方を勉強するべきだったとは思うんですが、やはり得手不得手があるような気がします。
まぁそのうちにわかったのですが、監督の娘さんが全日本クラスの選手でした。私は裏方に徹し、低学年と戯れていました。
2020-12-26 17:04 elmasato URL 編集
Re.
もちろん未経験者より、経験者の方が有利なんですが
自分の経験におけるこだわりが強いように感じます
例えばボールの蹴り方とかで、中学生や高校生に求められるような正しいキックを教えようとします
でも小学生は基本的筋力がまだついていないし、もっと問題なのは骨の成長でした
これも子供の足の甲の炎症を経験して分かったんですが、手も足も甲(手のひら)の骨の数が
成長するにしたがって数が増えている最中だったんですね ・・・・ 10~12歳くらい
それが分かってからは、小学生に強いキックのシュートを求めなくなりました
それよりも、テクニックで相手を交わして、コロコロ・シュートの方がカッコいいぞ! って
素人だからこそ、コーチングを勉強したのも強みになっていたと思います
区が主催する、コーチングの研修会にも積極的に参加していました
そのうちに、自分には出来なくても教えることはできる!
って言う自信のようなものが芽生えてきたような気もしますね
2020-12-26 18:03 Tomy URL 編集
名コーチ
我が家の子供たちは幼稚園児のころからサッカーを始めました。
当時住んでいたつくば市で日曜に近所の公園でサッカーを教えているおじさんがいるということで、行ってみたのです。確かにいました、小学生相手に小さな公園の半分くらいを使ってミニサッカーを教えるおじさん。
子供たちは毎週楽しみに練習していました。そのサッカーは戦術主体で、どうやってサッカーをするのか、どのようなルートにボールや自分を走らせるのか?をおじさんが身をもって・・
面白いおじさんだなと思っていましたが、そのおじさんは筑波大サッカー部顧問で教授だと分かったのです。ビックリ! 当時の長谷川、井原やゴンの先生だったのです。
Tomyさんと同様に子供の成長にも配慮していたんでしょうね。
次男が行きたいと一般入試で入った筑波大サッカー部は全部で五部(A,B1,B2,C1,C2)、同期はみな全国大会出場者。一度もC2から上がれませんでしたが得難い経験をしたのでしょう。今でも社会人で小学生のコーチをしています。ワールドカップなどを一緒に見る長男も、どちらも無言・・プレーが切れたときに二人で「あれが悪かったよな!」「そうだな、左に出せば・・」と興奮もなく冷静に・・プロではありませんがセンスは一緒なんでしょうね。
2020-12-26 19:19 kujirasendai URL 編集
Re.名コーチ?
サッカー経験者でも、身体の医学的なことを勉強した人って稀ですから・・・
私の場合、医療関係だったのでたまたま調べただけです
子供も千差万別で、教えなくても出来る子がいます
でもそう言う子が大人になった時には、どうしてみんな出来ないのか理解できないんですね
どうやったら上手くなれるんだろうって、苦労した選手の方が育成指導者と言う意味では適しているように思います
少年サッカーのコーチの時、他のコーチらとフォーメーションやチーム戦術の話題も出ましたが
小学生の間は、そんなものどうでもいいと思っていました
中学の部活を頼まれた時に、初めてチーム戦術を子供らと話し合いました
兄弟で、同じ目線で話が合うなんて素晴らしいですね
2020-12-26 20:17 Tomy URL 編集
No title
タガイタイでサッカーチームを
作りましょう‼︎😁
Tomyさんが監督で強いサッカーチームを
時間をかけて作りましょう‼︎
フィリピンの役に立つかも知れませんよ〜
2020-12-27 08:04 冒険王 URL 編集
正解
スポーツは、監督、コーチの采配次第でかなり成績に差が出ますね。
私も大学卒業後、2年間コーチをやりましたが、・・・それなりでした。w
ただ、ブラック企業?に入社して、「アイツは小柄だが、拳法部の主将だったらしいぞ。?」
その噂だけで、虐められることもなく楽な新人社員でした。w
2020-12-27 08:26 Jo59635561 URL 編集
Re.
南国だから、屋外スポーツは人気ないんですよ
それに私も、これ以上日焼けしたくないです
一時帰国すると、明らかに私の家族だけ色が違います 笑
2020-12-27 08:34 Tomy URL 編集
Re.正解
なるほど、拳法部の主将の噂ですか・・・・ 作戦、上手く行きましたね 笑
あの頃ですが、どういうチーム作りをしたいか
子供たちだけでなく親にも良く説明しました
中には、もっと勝ちを目指しても良いんじゃないか
選手を平等に試合に出さなくても良いんじゃないか、って言う方もいました
でも同じ会費を払っているし、どんな子供でもみんな試合には出たいし
親だって、せっかく応援に行って自分の子供が試合に出られないと、悲しいはずですし
何よりも、子供たちにはサッカーを好きになって欲しかったからです
2020-12-27 08:43 Tomy URL 編集
子供のサッカー
フィリピンでは子供は外出禁止! 日本ではどうなんでしょうね?
学校には行っているようですが放課後のスポーツは禁止?
伸び盛りの子供たちにはおつむの為にも運動は欠かせませんね。
老人は適当に知恵を廻しますが、早く世の中が落ち着いてほしいものです。
2020-12-27 10:56 kujirasendai URL 編集
Re.子供のサッカー
相変わらずバランガイのバスケットボールコートは使用禁止
なので、ガキンチョが我が家のバスケットゴールに集まってきて困っています
都内に居る孫と話をしたら、日本の小学校も放課後はまっすぐ家に帰るように言われてるんだそうです
でもスイミングスクールや空手教室には、通ってると言ってました
2020-12-27 14:46 Tomy URL 編集