タール火山のモニタリングは、今回で終了します
<3週間前>
タガイタイの主だったところは、タール火山島の水蒸気噴火があってもほとんど影響がありませんでした
70km離れたマニラには噴火の水蒸気が流れ込んで、スモッグを発生させたとニュースになっていましたしかしタール火山島のあるタール湖周辺のタリサイ市には、かなりの火山灰が降り注いでいました
クレーター湖の底に沈んでいた火山灰が、水蒸気噴火で吹き上げられたものが降り注いでいたようです陸軍が出動して、タール湖周辺の住民を避難させました
<4日前>
バタンガス州タリサイ市の災害リスク軽減および管理担当官であるピーター・ジョン・ミラニア氏は
「タール火山島からのスモッグが覆う日もあるが、生活はほぼ正常に戻った」と答えていました
今週は月曜日からずっと断続的な雨が降っています
雨が降ると、二酸化硫黄ガスのスモッグは雨と共に消えるそうです
「二酸化硫黄ガス」と書くと単なる火山性ガスに聞こえますが、要するに「亜硫酸ガス」ですからね~
呼吸器疾患のある方は、まだ近づいてはいけません
タリサイはタガイタイなどの外輪山に囲まれた、すり鉢状の底に当たります
一度町がスモッグに覆われると、なかなか消えないそうです昨年1月の噴火から逃れた、火山島に住んでいた233家族(873人)は現在3つの町の避難所にまだいるそうです
その内の100人がワクチンの初回接種を終えました
避難者の中からは、COVID-19の感染者は出ていません
<1日前>
フィリピン当局は7月21日水曜日に、将来のタール火山の噴火に備えた災害準備マニュアルを導入しました
タール火山専用の「OplanListo」マニュアルです
タール火山の災害対応マニュアルとは別に、地方自治体アカデミーは、
他の活火山についても同様のガイドブックが作成されたと述べました
ピナツボ山、 ブルサン山、 マヨン山、カンラオン山
私は、「PHIVOLCS」(フィリピン火山地震研究所)のデータを、6月30日よりモニタリングしていました7月1日のタール火山島の水蒸気噴火直後の1週間に比べると、最近はずいぶん落ち着いてきました
こちらは、PHIVOLCSに新しく登場した、「震源地マップ」です
薄いピンクの点は、過去14日間の震源地を指しています
赤い点は、過去24時間の震源地を指していますまあ、何となく小康状態と云ったところでしょうか?
全体を通して
・ 2021年4月以降、タール火山島自体は縮小に向かっている
・ しかし、タール湖周辺は緩やかな膨張を継続している
・ タール火山島の火口近くにマグマ溜まりがあり、マグマ水蒸気噴火の危険は残っている
と云うことから、暫くは警戒レベルのアラート3は維持されそうです
ですが、PHIVOLCSからのモニタリングは、今回を持って終了します
再び、危険信号が確認されたら、復活しますね ・・・・ では
タガイタイの主だったところは、タール火山島の水蒸気噴火があってもほとんど影響がありませんでした
70km離れたマニラには噴火の水蒸気が流れ込んで、スモッグを発生させたとニュースになっていましたしかしタール火山島のあるタール湖周辺のタリサイ市には、かなりの火山灰が降り注いでいました
クレーター湖の底に沈んでいた火山灰が、水蒸気噴火で吹き上げられたものが降り注いでいたようです陸軍が出動して、タール湖周辺の住民を避難させました
<4日前>
バタンガス州タリサイ市の災害リスク軽減および管理担当官であるピーター・ジョン・ミラニア氏は
「タール火山島からのスモッグが覆う日もあるが、生活はほぼ正常に戻った」と答えていました
今週は月曜日からずっと断続的な雨が降っています
雨が降ると、二酸化硫黄ガスのスモッグは雨と共に消えるそうです
「二酸化硫黄ガス」と書くと単なる火山性ガスに聞こえますが、要するに「亜硫酸ガス」ですからね~
呼吸器疾患のある方は、まだ近づいてはいけません
タリサイはタガイタイなどの外輪山に囲まれた、すり鉢状の底に当たります
一度町がスモッグに覆われると、なかなか消えないそうです昨年1月の噴火から逃れた、火山島に住んでいた233家族(873人)は現在3つの町の避難所にまだいるそうです
その内の100人がワクチンの初回接種を終えました
避難者の中からは、COVID-19の感染者は出ていません
<1日前>
フィリピン当局は7月21日水曜日に、将来のタール火山の噴火に備えた災害準備マニュアルを導入しました
タール火山専用の「OplanListo」マニュアルです
タール火山の災害対応マニュアルとは別に、地方自治体アカデミーは、
他の活火山についても同様のガイドブックが作成されたと述べました
ピナツボ山、 ブルサン山、 マヨン山、カンラオン山
私は、「PHIVOLCS」(フィリピン火山地震研究所)のデータを、6月30日よりモニタリングしていました7月1日のタール火山島の水蒸気噴火直後の1週間に比べると、最近はずいぶん落ち着いてきました
こちらは、PHIVOLCSに新しく登場した、「震源地マップ」です
薄いピンクの点は、過去14日間の震源地を指しています
赤い点は、過去24時間の震源地を指していますまあ、何となく小康状態と云ったところでしょうか?
全体を通して
・ 2021年4月以降、タール火山島自体は縮小に向かっている
・ しかし、タール湖周辺は緩やかな膨張を継続している
・ タール火山島の火口近くにマグマ溜まりがあり、マグマ水蒸気噴火の危険は残っている
と云うことから、暫くは警戒レベルのアラート3は維持されそうです
ですが、PHIVOLCSからのモニタリングは、今回を持って終了します
再び、危険信号が確認されたら、復活しますね ・・・・ では
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コメント
No title
タール火山噴火?は小康状態だったのですね😅
あれから何事も無いと思って収束して収まったかと思ってました😅😅😅
ん?収まって収束した?・・・日本語って難しいです・・・😓😓😓
2021-07-23 06:30 冒険王 URL 編集
災害復興応援観光?
マグマ水蒸気噴火の危険は残っているが、タール火山島自体は縮小に向かっている・・・。
ひとまず、おめでとうございます!
ヘルメットとスコップを用意して、災害復興応援に行こうと思って ・・・。😁
昔、有珠山噴火後に洞爺湖温泉 へ、
キラウエア火山噴火後に、ハワイ島へ災害復興応援に行きました。😲
再び、危険信号が確認されたら、・・・ ヘルメットとスコップを用意しますね。⛑
2021-07-23 06:55 Jo59635561 URL 編集
No title
タール山は落ち着いたように見えますが、まだまだ目は話せないでしょう。
他の火山との関連はどうなんだろう。
マヨン山も最近おとなしいが大丈夫かな?
忘れた頃にやってくるのが災害です、備えを確認しておきましょう。
2021-07-23 09:09 もちや喜作 URL 編集
Re.
わざわざこれを記事にしたのには理由があって
メディアや他のブログなんかもそうですが、水蒸気噴火や噴煙が上がると
「再噴火の危険性が高まった!」って注意喚起? 煽り? をするんですが
その後どうなったのか、続報がなくて尻切れトンボです
ニーズがないからなのかもしれませんが ・・・・
収束? 終息? どちらが正しいんでしょう
文字の重なりも気になりますよね 笑
2021-07-23 09:37 Tomy URL 編集
Re.災害復興応援観光?
早ければ11月くらいかな?
門戸が少し開かれるのは
あとは、ワクチンパスポートがどうなるかも見守らないといけません
せっかく復興支援にいらしてくれても、隔離で10日間は辛すぎます
あ、隔離中にババエの差し入れがあればいいのか~!
フィリピン政府に提案してみます
ヘルメットとスコップは、もうこちらで用意してあります
手ぶらでいらしてください 笑
2021-07-23 09:41 Tomy URL 編集
Re.
災害が何もないところだと、緊張感を失くします
少しだけ隣り合っているくらいの方が、災害への備えも出来ていいのかもしれません
給水タンクやソーラーパネルを設置したのも、普段の生活向上よりも
災害への備えが大きいです
今回の台風接近など、日常でも役に立っています
数時間程度の断水や停電なら、全く気になりません
2021-07-23 09:45 Tomy URL 編集
モニタリングデータありがとうございました
火山以外の自然災害もあるし、コロナもまだまだだし、あまり一喜一憂せずじっくり構えるしかないですね
しかし、家は未だに完成しませんが、この調子だと完成した頃にボロボロになってるかな(泣笑)
移住早々メンテの手入れ開始ですねww
TomyさんのDIY記事アーカイブ参考にさせていただきます
2021-07-23 13:45 ヌバリのバボイ URL 編集
Re.
こちらは新築=終点ではなく
そこからが、またスタートと思ってください
いろいろ不具合が出ると思いますが、人任せにしないで自分で考えると
経験値が増します
ドラクエみたいなもんです
2021-07-23 14:11 Tomy URL 編集