フィリピン元校長、売春事件を振り返る

冒険王さんから、「変態」「スケベ」と云うワードが出たので、懐かしい記事からご紹介します
主人公は、横浜市立中学校の元校長（高島雄平さん）
2013年2月13日、家宅操作され
2015年4月8日、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制違反容疑で逮捕されました

時系列で追って行きましょう
高島さんが37歳の時に、マニラの日本人学校（現在はBGCに移転）に派遣された、1988年に始まります
妻・長女・長男の家族で、移住していました
高島さんはマニラのゴーゴーバーにはまり、週3，4回も通っていました
（ここからは、判決後の高島さん本人による告白記事より抜粋）　・・・・　写真は、エドコン

マニラ滞在中も日曜日なのに出かけて行く高島さんを、奥さんは「どこに行くんだろう？」と思っていた程度でした
1991年に帰国
買春行為にのめり込む一方で、高島さんは帰国後の5年、日本人学校での勤務経験を元に
「横浜市教育文化研究所」が発行している「ＪＡＮ」という雑誌に
「海外教育事情－フィリピン・マニラ」と題する４ページのリポートを寄稿しました

リポートでは、冒頭でマニラ郊外のスラムについて
「私には馴染（なじ）み深い場所だ。住民と共に寝起きしてみて非常なやすらぎを覚えた」と記し、
スラムで出会った学校に行けない貧しい子供たちとの交流について触れています

（写真は、高島さんの住む住宅の隣にあった学校　・・・・　高島さんのアルバムより）

「学校へ来る機会に乏しい子供たちに、学校は何かしてあげられないのでしょうか」
リポートからは、フィリピンで暮らす貧しい子供たちに心を寄せる、真面目な教師の姿が思い浮かぶが
高島さんが買春した少女たちこそ、このような貧しい境遇だったに違いないです
（写真は、校舎新築中で屋根しかない教室の風景）

高島さんは帰国後も、26年間にわたって
ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇ごとにフィリピンへ飛び、現地のブローカーから売春婦を斡旋してもらった
10代の児童を相手にした経験もあります
売春婦への支払額は一律1000ペソ（約2600円）
14年1月までに1万2660人、金額にして3,300万円になります
家宅捜索で押収されたアルバムは410冊
1ページに6枚の写真を貼り、女性ごとに番号を振り1番から12,660番まであったんですって！
（ヤバイ、私と同じ収集癖だ～！）
因みに写真はデジカメなどのSDカードに15万枚あったそうです・・・・確認する捜査員も大変ですね　笑

宿泊していたホテルに何人もの女性を1回で「持ち帰り」、それを毎日3回から5回繰り返す
相手にした女性も下は10代から、上は70代までいたという
自身は「ロリコンでもペドファイル（小児性愛者）でもない」と明かすように、見境なく性行為に及んでいました
判決は、「懲役2年、執行猶予4年」でした　・・・・　実刑なし

『週刊プレイボーイ』ではフィリピンを拠点に活躍する「開高健ノンフィクション賞」受賞作家、
水谷竹秀氏に現地の斡旋者や被害者の取材を依頼しました
高島さんの顔写真を見せると、目の前に座るフィリピン人女性、マリア（仮名、４３歳）は涙を流し始め、
写真に何度もキスをした。しばらく沈黙の時間が流れた後、マリアは口を開いた
（マリアは、売春婦幹旋業者です）

「私が紹介した女のコに聞いてもらったらわかるよ
誰ひとりとして高島さんのことを悪いと言う人はいないよ
彼は刑務所に入るような人間じゃない。だから無罪になってほしい！」
「高島さんは女のコの学費を援助したこともあったの。そんな人が逮捕されるなんて理解できない」
ただし、マリアさんは高島さんから未成年の紹介を依頼されたこともあるそうです
マリアさんは高島さんから、女の子との行為中の撮影を依頼されたこともありました
「女の子が拒否すると、高島さんは決して強要しなかったよ　優しい人だった」
相手にした女性も、70歳までと云われていますが
お金のない女性から頼まれると、断れなかったようです

結局、高島さんはフィリピン渡航で3,300万円を使い
教師としての退職金3,000万円も、横浜市に返還しました

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