思い出話、審判は神様じゃないから誤審もあり得る
2つの記事を紹介した後、私の「心の棘」をお話ししたいと思います
①
中日の星野監督の第1次政権(1987年~1991年)時代の、鉄拳制裁と高額罰金がスポーツ新聞によく出ていました
罰金は、高額だと100万円なんてのもあったそうです
でも社会を賑わせた罰金に対して、選手からは不思議と不満の声は出てこなかったそうです
そのカラクリとは ・・・・
送りバントを失敗すると罰金1万円、その代わり同じ選手が次に送りバントを成功させると2万円の報奨金
星野監督は、決して罰金を取り立てるだけじゃなかったんですね
むしろ還元のほうに心を砕いていたようです
因みに、勝利した試合での「監督賞」10~30万円は球団から出ていました
完封賞なんてのもあったそうですが、若手が完封すると30万円
でも山本昌投手などエース格が完封しても、10万円とかだったそうです「若いやつに賞金を回せよ」という星野監督の考えでした
罰金が積み重なっても報奨金で返せなかった選手には、結婚の祝儀に罰金分をすべて上乗せしたこともあったそうです
やっぱり指導者の心意気って、選手に通じるんだな~
②
もう一つは、こちらの記事です二塁審判からはレフトライナーが、ギリギリのところでワンバウンドに見えました
しかし責任審判の三塁塁審は、ダイレクトキャッチでアウトの判定
チームは、判定の確認を求める伝令が出て、マウンド上に審判が集まります
二塁塁審は若手審判員だったこともあり、先輩審判に対して遠慮があり発言を控えました
当時の状況を説明するために、絵を描いて説明する当時の二塁塁審です誤審を見て見ぬふりをしてしまった ・・・・ 後悔の念が募ります
その後の審判の講習会で、この試合がたびたび話題になったこと
先輩の審判員から「間違っていると思っているなら、なぜその時に言えなかったんだ」と試合後に叱責されたこと
2年後、この塁審は審判員のマスクを脱ぎました
③
少年サッカーチームの夏合宿合宿中の1日は、親も参加する日を設けて親子サッカーの日にしていました
親子サッカーで母親が参加する分には良いんですけど、父親が参加するのは危険です
私もこれを機会に、少年サッカーチームのコーチに引きずり込まれました
44歳からは担当学年を持たないで、サッカーチームの代表をしていました
そして区の審判委員も兼務していましたが、その頃、長男の中学校のサッカー部の顧問がメニエール病になり
休職することになりました
教頭先生から直々に、中学のサッカー部の指導者をして欲しいと依頼があって、断り切れずに兼務
47歳の時、区の審判部長が退くことになったんですが、審判部会の場で後任に指名されて流れで審判部長就任
少年サッカー大会の審判の割り振り、年に何回かある審判講習の段取り ・・・・ 中央が私もう、自分の子供の試合なんて見に行く暇もありません
と言うように、出世街道をまっしぐらのように見えますが ・・・・
数々の試合で笛を吹きました
でも、良い試合、良い笛の事なんか、ちっとも記憶にありません
3,4回、明らかな誤審をしてしまったんですが、試合中に自分自身の笛の基準を修正できなかったんです
誤審の笛の記憶だけは、未だに心の片隅に棘のように刺さったままです
あの時の、あの試合の選手、チームの監督には本当に迷惑をかけてしまいました
②の二塁塁審のように、笛を置くことは出来ませんでしたが
区の審判部長になってから、毎年の審判員更新の講習会等では、何回も自分の誤審の経験を伝えました
瞬間で判断を下さなければならない審判ですから、誤審もあり得ます
でも、それを正す勇気が必要です
副審であれば、遠慮せずに主審に意見を述べても差し支えありません
自分のジャッジを覆すのは、決して恥ではありません
「無かったことにする」 そんな後悔は無いほうが良いからです ・・・・ ②の記事を見て、また思い出してしまいました
①
中日の星野監督の第1次政権(1987年~1991年)時代の、鉄拳制裁と高額罰金がスポーツ新聞によく出ていました
罰金は、高額だと100万円なんてのもあったそうです
でも社会を賑わせた罰金に対して、選手からは不思議と不満の声は出てこなかったそうです
そのカラクリとは ・・・・
送りバントを失敗すると罰金1万円、その代わり同じ選手が次に送りバントを成功させると2万円の報奨金
星野監督は、決して罰金を取り立てるだけじゃなかったんですね
むしろ還元のほうに心を砕いていたようです
因みに、勝利した試合での「監督賞」10~30万円は球団から出ていました
完封賞なんてのもあったそうですが、若手が完封すると30万円
でも山本昌投手などエース格が完封しても、10万円とかだったそうです「若いやつに賞金を回せよ」という星野監督の考えでした
罰金が積み重なっても報奨金で返せなかった選手には、結婚の祝儀に罰金分をすべて上乗せしたこともあったそうです
やっぱり指導者の心意気って、選手に通じるんだな~
②
もう一つは、こちらの記事です二塁審判からはレフトライナーが、ギリギリのところでワンバウンドに見えました
しかし責任審判の三塁塁審は、ダイレクトキャッチでアウトの判定
チームは、判定の確認を求める伝令が出て、マウンド上に審判が集まります
二塁塁審は若手審判員だったこともあり、先輩審判に対して遠慮があり発言を控えました
当時の状況を説明するために、絵を描いて説明する当時の二塁塁審です誤審を見て見ぬふりをしてしまった ・・・・ 後悔の念が募ります
その後の審判の講習会で、この試合がたびたび話題になったこと
先輩の審判員から「間違っていると思っているなら、なぜその時に言えなかったんだ」と試合後に叱責されたこと
2年後、この塁審は審判員のマスクを脱ぎました
③
ここからは、私の思い出です
写真の日付を見ると、少年サッカー等に関わっていたのは35~48歳までの13年間もありました少年サッカーチームの夏合宿合宿中の1日は、親も参加する日を設けて親子サッカーの日にしていました
親子サッカーで母親が参加する分には良いんですけど、父親が参加するのは危険です
私もこれを機会に、少年サッカーチームのコーチに引きずり込まれました
44歳からは担当学年を持たないで、サッカーチームの代表をしていました
そして区の審判委員も兼務していましたが、その頃、長男の中学校のサッカー部の顧問がメニエール病になり
休職することになりました
教頭先生から直々に、中学のサッカー部の指導者をして欲しいと依頼があって、断り切れずに兼務
47歳の時、区の審判部長が退くことになったんですが、審判部会の場で後任に指名されて流れで審判部長就任
少年サッカー大会の審判の割り振り、年に何回かある審判講習の段取り ・・・・ 中央が私もう、自分の子供の試合なんて見に行く暇もありません
と言うように、出世街道をまっしぐらのように見えますが ・・・・
数々の試合で笛を吹きました
でも、良い試合、良い笛の事なんか、ちっとも記憶にありません
3,4回、明らかな誤審をしてしまったんですが、試合中に自分自身の笛の基準を修正できなかったんです
誤審の笛の記憶だけは、未だに心の片隅に棘のように刺さったままです
あの時の、あの試合の選手、チームの監督には本当に迷惑をかけてしまいました
②の二塁塁審のように、笛を置くことは出来ませんでしたが
区の審判部長になってから、毎年の審判員更新の講習会等では、何回も自分の誤審の経験を伝えました
瞬間で判断を下さなければならない審判ですから、誤審もあり得ます
でも、それを正す勇気が必要です
副審であれば、遠慮せずに主審に意見を述べても差し支えありません
自分のジャッジを覆すのは、決して恥ではありません
「無かったことにする」 そんな後悔は無いほうが良いからです ・・・・ ②の記事を見て、また思い出してしまいました
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コメント
疑惑の笛
「誤審」ねぇ~ あってはならない事ですが、たまには間違い、勘違いも・・・。
時には、笑って済まされない場合もあるでしょうね。
審判になったら、日頃お世話になっているとか可愛い家族がいるとかで ・・・
判断 ・・・ しま ・・・ す? せん? 🤪
2022-11-17 06:34 Jo59635561 URL 編集
審判ご苦労様でした
監督を真に評価するのは選手であり、指導者を真に評価するのは部下ですよね?
中間管理職は上や周りをを見て気にしてはいけませんね?
そもそもスポーツのフィールドは成否ギリギリのラインで設定されていて、それが面白さを与えてくれていますよね。
それゆえ審判は瞬時に判断して決定しなければならない難しい仕事ですよね。
最近はビデオ判定の導入が進んでいますが、個人的には良いことと思います。
もちろん多用されればうんざりですが.....
私なんかスケートで3回転したのか?4回転したのかさえわかりません........
審判に関しては技術点のあるスポーツの付け方ルールが微妙ですよね。
どうもえこひいきしているように見えてしかたありません。
2022-11-17 08:43 チビ URL 編集
No title
長年の少年サッカーチームの、監督経験から、
色々成る場面での対処、其の経験も、
トミーさんが、会得した事も、沢山在ると、思って居ります。
ミーちゃんダイちゃんへの、日頃の教育もしかり、
動物と比べては、甚だ不謹慎ですが、ワンコちゃんの、
躾には、関心させられます。トミーさん家族と、一緒だと、
絶対に吠えませんし、優しく寄り添ってくれます。
我が家の子犬は、義妹曰く、性格が悪いと、他所の家に、
追いやられました。可愛かったのに、全て飼い主が、
いけなかったのですね、何時も有難う御座います。(._.)
2022-11-17 09:20 タガイタイ・ダニエル URL 編集
Re.
自分で笛を吹きながら、あれ? 今のどっちかな?
って言う時があります
そういう時って、選手の声、ベンチの声、応援の声が耳に入ってきます
しまった! 誤審したかな? って言う時があるんですよね~
でもそこで安易に差し替えると、股異論が聞こえてきます
なので、大事な試合(決勝戦とか)で笛を吹くのは、正直嫌でした
かと言って、経験の少ない審判に笛を吹かせるわけにもいかないし・・・・
遊びの時は、わざと誤審したりしてましたけどね~
選手のアピールの仕方も教えないといけないので 笑
2022-11-17 10:01 Tomy URL 編集
Re.審判ご苦労様でした
ベンチや応援の声を気にする = 上司の顔色をうかがう
選手の声を気にする = 部下の顔色をうかがう
確かに似たところがありますね
なので自分のジャッジの基準をしっかり保つことが大事です
一番いけないのは、試合中にジャッジの基準を変えることです
そしてあってはいけないことなんですが、サッカーも審判によっては
チームのえこひいきが実際あるんですよね~
2022-11-17 10:06 Tomy URL 編集
Re.
フィリピンの躾けのなっていない子供や親を見てると
絶対こういう風には育てたくないと、反面教師にしていました
子供に対しては、あれはダメ、これはダメ ではなく
自分で考えさせる習慣を身に付けさせようとしています
ある意味ワンコの躾けも同じですよね
ダメ、ダメばかりでは委縮してしまいます
サッカーの指導も同じで、試合に勝つことに重点を置いた指導と
選手の才能を伸ばすことに重点を置いた指導では、全く異なりました
私の指導法は、後者でした
2022-11-17 10:11 Tomy URL 編集
Tomyさんの真っ直ぐな生き方が伝わるエピソードですね
スポーツ万能の Tomyさんならではの深いい悩みかもしれませんね
お子たちの教育もこういう背景があればこそ、生きてきますね
自分はフィリピン戻ったら、ワンコの教育に専念しますww
もう5才近くになる成犬なので、今更無理かもしれませんが、根気よくやってみるつもりです
こないだ試しに実家から連れてきて3日くらいいたんですが、ケージから出すとピーピーしまくるので、室内犬の夢は諦めました
知らない人にはよく吠えるので、番犬としては合格かな…ww
2022-11-17 11:22 ヌバリのバボイ URL 編集
Re.
そうそう、番犬なら知らない人に吠えてくれたほうが良いです
ドアベルも要らなくなりますよ
吠え方で、知ってる人と、知らない人も分かるようになります
5歳だと、お手とか、お座りは難しいかな?
でも、人に吠えるのは良いけど、人を噛んではダメとかは
教えたほうが良いですね
2022-11-17 16:41 Tomy URL 編集