写真で見る北アフリカの、大洪水と大地震

写真で見る、北アフリカの大災害2つ
リビア東部の街デルナの洪水(ピンク)モロッコのカサブランカの南300kmの地震(オレンジ) です
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-10-20_No-00.png
① リビアの洪水

デルナの中心部を流れる川の上流にある、2つのダムが決壊しての洪水でした ・・・・ ある意味、人災
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-19-3_No-00.png
ダムが決壊する前に、山間部では豪雨により道路の崩落が起きていました
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-16-54_No-00.png
デルナの市街地の25%が、浸水被害にあいました
特に川の流域では、建物が押し流されて消失しています
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-16-4_No-00.png
当然、ダム崩壊で流れてきた水は、海まで流れ着きます ・・・・ 海岸域でも、この被害
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-13-56_No-00.png
ニュース等では、「3mの高さまで水がきた」と言う証言も流れていましたが
この写真を見ると、左のビルの4階のバルコニーまで流されています ・・・・ 川の流域では、10m以上の高さ?
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-12-49_No-00.png
被災者人数は未確定ですが、デルナの人口10万人のうち ・・・・ 約2万人が、死亡または行方不明だそうです

② モロッコの大地震
北アフリカと言っても、アルジェリア、西サハラの砂漠地帯に挟まれた、山岳地帯で森林もあるようです
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-39-38_No-00.png
震源地に近いマラケシュと言う街の中心部にある、マジョレル庭園です
なんか、フィリピンとあまり変わらないですね~!
知らなかったんですが、モロッコのマラケシュは、世界遺産の登録された街でした
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-43-33_No-00.png
さて、その被害状況です
家が粉々?
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-48-27_No-00.png
イスラム教会(モスク)の屋根も、すっぽり落ちています
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-49-15_No-00.png
今回のマラケシュの地震は、震度5強~6弱の相当するようです
東日本大震災で、震度7弱を経験した私にとって、「なんだ、大した揺れじゃないじゃん!」って思ってしまいます
被害が大きくなった原因は、「泥で作ったレンガ」を使った建物だったからでした
SnapCrab_NoName_2023-9-15_8-55-40_No-00.png
イスラム諸国は、もともと木の少ない土地なので、「レンガを焼き固める」と言うこともしなかったそうです
更に ・・・・ 鉄筋も使われていません
正に「泥船」ならぬ、「泥家」ですね

リビアの洪水で建物被害が大きかったのも、「泥で作ったレンガ」で建てた家が多かったからだそうです
洪水で、家が溶けて流されてしまった ・・・・ そういう事らしいですよ


フィリピンブログ村
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

天災は忘れた頃にやってくる??

 おはようございます。
世界中が異常気象で被害を受けています。
今時日干しレンガとは、・・・ 今迄地震が無かったのでしょうか?
それじゃあ、ちょっとした地震でも持たないですね。🤔
今後、異常気象が頻発すると怖いですからねぇ~。😱

小学生の頃、校長先生が「今年は暖冬異変です。」なんて言っていました。
今では聞かなくなりましたね。 異常気象が通常になったのかな?🙄

Re.天災は忘れた頃にやってくる??

>Jo59635561さん、おはようございます
3年前のタール火山の噴火も、だいたい50年サイクルで噴火を繰り返していました
噴火があって、調べてから初めて知りました
そもそも地球のマントルは今でも対流しているし、大陸棚だって動いています
地球上のどこであっても、地震、噴火はあり得ますよね~
活断層は至る所にあるみたいだし・・・・あとは頻度の問題です
なので泥レンガでの建築物、ある意味人災です
半世紀前は東京でもひと冬に1,2階の積雪は当たり当たり前でした
夕立はありましたが、ゲリラ豪雨(フィリピンでは日常のスコール)も増えましたしね~

No title

 Tomyさん、おはようございます。
三匹の子ブタの家を思い出しました。
わらの家、木の家、レンガの家ですが、
レンガに焼きが入っていなくて泥の家じゃ火には強くても水には弱いですね。
日常的に地震の少ない地域では泥の家より藁の家の方が安全なんじゃないかな。

Tomyさん、おはようございます
モロッコの地震は、昨日うちの息子と話していたら以前一人旅でマラケシュに行ったことがあったそうで、記憶に残っていた景色が無惨なことになって人ごとじゃない気がすると言ってました
自分はあんなにもろく崩れるような建物の場所に行ったんだと思うと背筋が寒くなったとか
フィリピンの建物も他人のこと言えたもんじゃないので、気を引き締めとかないとですね
日本は地震もさることながら、まだまだ洪水が心配です

Re.

>もちや喜作さん、こんにちは
アフリカ北部だと、藁や竹も希少品なのかもしれません
泥レンガなら、誰でも作れるし、安いし
もともとイスラム圏の方は、農耕民族じゃなくて遊牧民がルーツなので
定住する気、歴史的になかったんでしょう ・・・・ たぶん

Re.

>ヌバリのバボイさん、こんにちは
一人旅で、モロッコ? ・・・・ なんとまあ、ずいぶんレアなところへ!
どれがと言うよりも、旧市街全体が世界遺産のようですね
でも今回の地震で、物凄い被害が出ているようです
特にモスク、ドーム天井や塔が崩れてしまったようです
なので、フィリピンの建物の方が、まだましなような気がします
マゼランが上陸したセブ島
ここの教会は、サンゴをすりつぶしてセメントの代わりに使ったそうです
なので、結構丈夫みたいですよ
やっぱりフィリピンは日本と同じ島国で、地震台風が来ますからね~

災害の規模

ダムの破壊って基本設計が悪かったのかな?
それにしても想像もつかない規模の大きな災害が最近は起きますよね
最近ではハワイの山火事による被害はビックリし、山火事で町から逃げられないの?と思いました

昔、津波と言えば、実感的には岸壁に行って海面が上がってきたと言うレベルと思っていたら、
奥尻島で一晩で街が無くなって....津波の写真もなくどういう意味と訳が解りませんでした
地震から数分で街が無くなる...逃げようがありませんね

災害も規模が大きくなり、想像が出来なくなり、対応もどうしたらよいか解らないですね

Re.災害の規模

>チビさん、こんにちは
日本なんか、これでもまだ可愛いほうかもしれません
ここ2,3年のアメリカ、ヨーロッパ ・・・・ ここ2年、連続で大洪水
中国なんか、3年連続で大洪水が何か所も発生しています
途上国では、耐震設計を重視すると建築費が高くなって
庶民の収入ではとても住めなくなります
頭じゃわかってるけど ・・・・ どう解決するか?
難しいです問題ですね~!