赤ちゃんの先天性疾患について・・・
先日の、【あずさからのメッセージ】の続きになるのかな?
赤ちゃんの先天性疾患について、少し述べたいと思います
赤ちゃんの先天性疾患というと、ダウン症や口蓋裂(みつくち)をイメージされる方が多いと思います
心臓の右心と左心を隔てる壁に穴が空いている、中隔欠損症も比較的多いですね
先天性心疾患は、100人に1人と言われています
左下の「多因子遺伝疾患」のうちの一つが先天性心疾患です
右上の「染色体疾患」のうちの約半分がダウン症です
右下の「単一遺伝子の変化」のうちの一つが血友病です
いま、出生前検査として羊水検査を希望される方に実施しています
対象疾患は、おもに「染色体疾患」です
この羊水検査は、妊娠14~15週が対象期間です
羊水検査をした場合、流産や死産の危険性は1/300の確率です
私の場合、双子と分かっていたので羊水検査はしなかったし
カミさんにも、「日本にはそういうのがあるんだよ」とは教えませんでした
昔はあまり表面に出てきませんでしたが、最近では先天性代謝異常症が注目されています
胎児の頃は、栄養を臍帯を通じてお母さんの血液から直接栄養を貰っていました
しかし、生まれると赤ちゃんは母乳などから自分で栄養を消化して代謝しなければいけなくなります
そこに問題が生じると、成長が遅れてきます
ですから生まれてすぐに見つかるのはまれで、確定診断まで1年を要する場合もあります
【アミノ酸代謝異常】、で22疾患
【有機酸代謝異常】、で16疾患
【脂肪酸代謝異常】、で9疾患
【ミトコンドリア病】、で9疾患
【糖質代謝異常】、で15疾患
他にもいろいろあって、全部で139疾患もあります
小児慢性特定疾病は全て自治体の医療費助成があって、治療費の上限はだいたい5,000~10,000円くらいです
一番大きな問題
それは、先天性疾患を抱えた赤ちゃんを産んだお母さんです
「なんで私の子供だけ、他の子供と違うの?」・・・と、自分を責める傾向が強いです
貴方の子供だけじゃないよ
30人に一人くらいの割合で、何らかの疾患を抱えて産まれてくる赤ちゃんがいるんだよ
その為に、お母さんのメンタル・ケアも必要になってきます
赤ちゃんの先天性疾患について、少し述べたいと思います
赤ちゃんの先天性疾患というと、ダウン症や口蓋裂(みつくち)をイメージされる方が多いと思います
心臓の右心と左心を隔てる壁に穴が空いている、中隔欠損症も比較的多いですね
先天性心疾患は、100人に1人と言われています
左下の「多因子遺伝疾患」のうちの一つが先天性心疾患です
右上の「染色体疾患」のうちの約半分がダウン症です
右下の「単一遺伝子の変化」のうちの一つが血友病です
いま、出生前検査として羊水検査を希望される方に実施しています
対象疾患は、おもに「染色体疾患」です
この羊水検査は、妊娠14~15週が対象期間です
羊水検査をした場合、流産や死産の危険性は1/300の確率です
私の場合、双子と分かっていたので羊水検査はしなかったし
カミさんにも、「日本にはそういうのがあるんだよ」とは教えませんでした
昔はあまり表面に出てきませんでしたが、最近では先天性代謝異常症が注目されています
胎児の頃は、栄養を臍帯を通じてお母さんの血液から直接栄養を貰っていました
しかし、生まれると赤ちゃんは母乳などから自分で栄養を消化して代謝しなければいけなくなります
そこに問題が生じると、成長が遅れてきます
ですから生まれてすぐに見つかるのはまれで、確定診断まで1年を要する場合もあります
【アミノ酸代謝異常】、で22疾患
【有機酸代謝異常】、で16疾患
【脂肪酸代謝異常】、で9疾患
【ミトコンドリア病】、で9疾患
【糖質代謝異常】、で15疾患
他にもいろいろあって、全部で139疾患もあります
小児慢性特定疾病は全て自治体の医療費助成があって、治療費の上限はだいたい5,000~10,000円くらいです
一番大きな問題
それは、先天性疾患を抱えた赤ちゃんを産んだお母さんです
「なんで私の子供だけ、他の子供と違うの?」・・・と、自分を責める傾向が強いです
貴方の子供だけじゃないよ
30人に一人くらいの割合で、何らかの疾患を抱えて産まれてくる赤ちゃんがいるんだよ
その為に、お母さんのメンタル・ケアも必要になってきます
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コメント
考えちゃいますね
運命のいたずらなのか、悲しいことですね。
DNAの書き換えで、正常な健康体に書き換えることが出来るといいですね。そして、癌、糖尿病、心臓病、脳溢血などの悪い疾患に成らない治療が出来るようになるといいですね。そのレベルに達していると聞きます。
2019-06-30 07:10 マランダイ URL 編集
No title
よく解ら何のですが、娘の子供が、生まれた時に、
心臓に穴が空いていると聞いたのです。
暫くして、様子を聞いたら、成長過程で、
塞がるかも、知れないと聞き、その後は、何事も無く成ったと、聞き安心しましたが、
移住後に聞いた、フィリピン家族の、甥っ子ですが、
勤務中に、倒れ、病院に入院しましたが、
生まれつき心臓に、穴が在るから、倒れたと、今からでは、治らないと、宣告されました。此の会所も、
首に成り、次の就職先でも、通勤途中に、倒れ入院し、
また首に成り、次の職場を、見付けても、同じ繰り返し、
今では、仕事に着く事を、諦めた様子。
奥さんも、こんな状態から、逃げ出し別居、運命とは云え、
宿命なのでしょうね、m(_ _)m
2019-06-30 09:41 タガイタイ・ダニエル URL 編集
Re.考えちゃいますね
遺伝子治療がすすで来たと言っても
① 傷ついた遺伝子や機能が失われた遺伝子の代わりに正常な遺伝子 を入れる方法
② 病気の原因となる遺伝子の働きを抑える方法
であって、先天性疾患に対しては、遺伝子治療は難しいのが現状です
と言うのも、身体の細胞全ての遺伝子を書き換えることはできないからです
いまは機能が失われた臓器レベルと言ったところでしょうか?
例えば糖尿病で、インスリンを作れなくなった膵臓の代わりに
インスリンを作る遺伝子を、肝細胞に組み込むことには成功しています(ネズミでの実験ですが)
肝臓でインスリンを放出するようになるので、糖尿病は改善しますが、こんどは肝臓がんの発生率が高まって臨床応用できないんです
遺伝子治療って、バラ色のような印象を持たれていますが、実際には難攻不落の一面もありますね
2019-06-30 10:36 Tomy URL 編集
No title
ひどい話ですね、完全に医療判断ミスですよ!
心臓は胎児のときは右心と左心を隔てる壁がなくて、大きくなる過程で隔てる壁が出来上がります
その為、隔てる壁(中隔といいます)が閉まりきらずに穴が残ってしまうことがたまにあるんです
彼もこのケースですね
日本だと1歳前後に穴をふさぐ手術をします
心臓が小さいので、穴も小さいし、成長過程なので穴もふさがりやすいんです
成人になってしまうと、心臓も大きくなり、比例して穴も大きくなります
そうなると手術しても穴が塞がりにくいし、大手術になってしまいます
この穴があると、肺でせっかく酸素を取り込んだ動脈血が、心臓の中で二酸化炭素の多い静脈血と混ざってしまうんです
通勤途中とか、歩いたり走ったりすると心臓はどんどん血液を送り出しますが、酸素濃度の低い血液なので、酸欠症状が出てしまうんですね
初期対応で、呼吸も安定しているし、脈拍も正常となると、
問題がすぐに把握できない場合もあります
動脈血の酸素分圧を測定すればすぐに分かりますが、対処が遅れてしまうと脳にまでダメージが行ってしまうこともあります
2019-06-30 11:05 Tomy URL 編集