家の再塗装

2016年 10月25日

家を購入したのは移住した前年の2014年秋でした
その時で築7年 (写真は購入当時)
周りの家を見ても窓枠は白、雨どいの排水管は壁と同色が殆どです


2016年10月で築9年になります
本当は翌年の10年目に再塗装を考えていたんですが、カミさんに話したら早速ペインター探しを始めています
こちらでは工務店に頼むのではなく、個人でペインターに値段交渉するのが一般的です
ペインター4人の1ヶ月の住み込みで、食事も自炊の条件
(ま、週末には料理やビールを提供しましたが・・・)

色は出来るだけ日本風にしたつもりです
フィリピンは雨季が長く、壁に苔が生えてくるので5年程度しか塗装が持ちません
この家も築9年で、2回目の再塗装です
ちゃんと手入れされていたので、下塗りには問題なし
上塗りだけで済みました
外の塀まで含めて、期間は4週間、総費用は28万円でした
ペインターの親方とは、最初に総額いくら? で交渉が始まります
(材料費は含まれていません)
合意した後に、再塗装の範囲を決めて行きました
順番が逆でしょ?
しかも、ペイント以外に作業中に、「ここ壊れてるけど直す?」
とか言われます
最初は追加費用請求されるのかなと心配しましたが、全くそんな気配なし

建坪230㎡だと、日本では200万円は掛かりそうです
ただ日本では再塗装すると10年はもちますから直接比較にはなりませんし、ペンキの質や、再塗装では上塗りだけと言った要素も入ります
庶民の家を見ていて感じるのは、日本人から見たらボロボロ
古いだけじゃなくって、手入れをしていないからです
屋根なんか見てると、錆びて来たから再塗装すると言った感じ
「錆びさせたらもう遅い、錆びないように定期的に再塗装」
と言う考えはありません
根本的な原因は、余分なお金が無いから・・・
でも雨漏りするようになったら、張替えでもっとお金がかかるのに勿体ないな~


総費用28万円には、屋根塗装も含まれますし
手すりの錆びた部分の交換 (3ヵ所)
門扉の錆びたか所(1ヵ所)の修理なども含まれます
ペインターも毎日塗装だけだと飽きるらしく、電気溶接とか、喜々としてやってくれました
全てパッケージでお願いしたので、追加料金もかかっていません


溶接の時サングラスだったので煙が目に入り、作業2日目の朝には目が炎症で開きません (瞼が真っ赤に充血していました)
抗生剤とステロイドの点眼薬をさして、タオルで目を冷やして2時間ほど横にならせました
3時間後にもう一度、点眼薬
昼には目が開くようになりました (さすがステロイド!)
今度は、水中眼鏡を貸したので問題ありません


家の正面はご覧のように未舗装でした
タロウとハナはテリトリーをパトロールすると15分から20分くらいしたら勝手に戻ってきます
今までは散歩に連れて行ってましたが、最近は1日2回くらいパトロールに行かせてます


10月も下旬になると、南風がある日を境に一気に北風に変わります
雨もなくなったので、正面玄関側の道路が未舗装だったのでコンクリート舗装することに決めました
(これは別料金です)


道の草刈りをしてならした後、砂利を敷いて鉄骨を組みます
このあと、セメントを一気に流し込みます
と言いたいところですが、コンクリートミキサーを使わないので、スコップでセメント・砂・砂利をこねながら流し込みます
全て手作業ですが、今回は力仕事なので大工さんは6人泊まり込んでいます
親方以外、みんな若手ですが一人だけとてもストイック
フィリピンにもこんな人いるんだと、ちょっと驚き!
夕食後、「トランプ貸して」・・・そして、毎晩カードゲーム
給料なくなった人はいないかな?  (ちょっと心配)
最後の晩は、ビールと日本食を出しました
翌日帰った後に、置手紙を発見
「Thank you」 だけでしたが、嬉しかったな~




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コメント

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No title

わんこを放しておいても勝手に散歩してくるなんて賢いですね。
盗まれることはないんですか。
韓国だったら食べられちゃいそうだ。(笑)

No title

> もちや喜作さん
いやいや、こちらでも犬の食肉文化があるので、安泰ではありません
家に戻って来たときは、クーン、クーンって鳴くので、すぐに入れてあげます
最初は帰りが遅い時には入れてあげなかったり、怒ったりしていました
でもそれは逆効果で、帰って来たときには褒めてあげるようにしました
それからは安心して戻ってくるようになりましたね

No title

綺麗な家ですね~、ここに芝生を植えたり庭を作ったりしてるのは楽しい仕事ですね。
塗装工事後の「サンキュー」だけの手紙がナイス。施主の何か気持ちが伝わったんでしょうね。

No title

どこの国でも、感謝の気持ちが大切ですね。
「Thank you」 だけでも、心は通じます。

No title

> waikiki66さん
コンクリートの家なので、再塗装すると見違えますね
カミさんは前と同じピンクが良いと言ってましたが、私は断固拒否しました
「隣と同じ色じゃん」、と言っていますが
同じ色じゃダメなの?
その辺が良く分かりません

No title

> jo5*63*56*さん
5年後にまたお願いするかもしれないので、お互い信頼は大事ですよね
たぶん置手紙をしたのは、一番下っ端の19歳くらいの大工さんだと思います
住み込みで5週間、トラブルは何もありませんでした
大工の名前を覚えようと、壁に名前のリストを貼っていました
その裏に、見えないように手紙が入っていました

No title

記事とは 関係ないので 恐縮ですが
Tomy邸には 確か 地下室がありましたよね、

気温は どれくらいになりますか?
あと湿気などは
どんな感じなんでしょうか?
教えてください。

No title

> keinaさん
室温は、我が家で一番涼しいです
2階は屋根の下なので、晴れている日の昼間はムンムンします
1階は涼しくて、地下は更に1℃低いくらいかな?
窓は一ヵ所だったので、1年後カミさんのお兄さんに頼んで
台所側に窓を開けてもらいました
妹夫婦はいつも広いのでここに泊まっていましたが、やっぱり湿度が気になっていました
この部屋は元々ウッド・フローリングでしたがシロアリにやられていたので
タイルに張り替えました
今は風が通るようになったので、上の部屋と変わりません
半地下だからと言って、カビやすいってこともありません
その代わり、窓はいつも10cmくらい開けっぱなしです
やっぱり窓は2ヵ所必要で、風が通るか通らないかで大きく異なりそうですね
今は雨季ですが、地下室の湿度も気になりません
特にカビがひどいとか言う事もありませんね
多くのフィリピンの家は、壁材はブロックを積んでセメントで仕上げしただけなので
地面からの湿気は通りやすいと思います
我が家は、32cmの厚さでセメントを流し込んでいるので、地面からの湿気を防げているんだと思います